Q. 入社の理由や、入社前後のギャップがあれば教えてください。
就活の段階でIT業界に進むことは決めていました。ひとつのことに集中してやってきたタイプだったのですが、いざ社会に出るときにもっと視野を広げたいと思ったんですよね。だから、せっかくならさまざまな業種のシステムに関わりたいと思っていました。そんなときに出会ったのが東和システム。会社説明会で多様な業種のシステムを構築しているという話を聞き、入社を決めました。実際、入社してみて自動車部品やゴルフ用品、アパレルなどさまざまな業種のシステムに関わるなかで「世の中はこういうふうに動いているんだ」と妙に感動したのを覚えています。入社前後で感じたギャップは、プログラミングというのはプロジェクトのほんの一部にすぎないということ。設計やテストが品質を担保するうえでは特に重要であることを知りました。
Q. 今はどんなお仕事をしているんですか?
やりがいについても聞かせてください。
開発のリーダーとして、誰もが知っているような大手スポーツ用品店のシステムの構築を担当しています。2022年4月から伝票の発行システムの開発を進め、2023年10月にリリース。現在は導入後のお客さまからの改善依頼に対応したり、システムを監視したりしているところです。これまで開発やテストをしてきたことの総決算。実際に運用してみると思わぬところで不具合が発生したりもするため、それを未然に防ぐところに難しさを感じています。一方で、不具合が起きないようにどうすればいいか、もっとうまい方法はないかと考えることはやりがいでもあると感じています。
そのベースとなっている考え方は、入社1年目の頃に教育係の先輩に教わったことです。プロジェクトやシステム開発を進めるうえで、どんな考え方が良くて、どんな考え方が良くないのか。例えば、こういうときはミスをしやすい、できるだけ人の手を入れないようにつくる、などそのときに学んだことが今でも判断基準として活きています。
Q. 東和システムの魅力はなんですか?
年齢や立場に関係なく、質問したり、意見を言ったりすることを推奨しているところです。そのおかげで業務を進めていくうえでの価値観が形成されたと思います。それはもう、入社して3ヶ月の研修の時点で教わったこと。ひとりで10分、20分と悩んでも答えが出ないことは悩んでいても仕方がない。どんどん相談してください、と。研修を終えて現場へ出たときにも、教育担当の人から同じことを言われました。つまり、会社として「わからなければ聞く」という考え方が浸透しているんですね。プロジェクトが変わっても、関わる人が変わっても、その方針は変わることがありません。上下はもちろん、部署を超えて横にだって自由に相談したり、質問したりできるのはいいことだなと思います。
Q. これからの目標について教えてください。
もっと問題が発生することなくスムーズに終えることのできるプロジェクトマネジメントが目標です。問題が100%ゼロになることはないと思いますが、発生件数を最小限にする、あるいは問題が起きたとしても大きくならないようにするという考え方を常に持っていたいです。そのためには、まずはたくさんの事例を自分のなかにストックしておくこと。そして「人はミスをするものだ」という前提に立つこと。それは、自分たちだけでなく、お客さまにも言えることです。人を過信しないことで、未然に防げる問題がたくさんあるはずです。私は昔からラクしたがり。それは今も変わりません。とはいえサボるということではなく、のちのち面倒なことになるのはいやなので、効率よく、やるべきことを前もってやっておくということはいつも心がけています。
Q. 休日の過ごし方を教えてください。
休日はゲームをしたり、サッカー観戦をしたりしています。私自身、小学生時代からずっとやっていたのはバスケットボールなのですが、自分がやっていたスポーツを見るのはおもしろくないんですよね(笑)。自分じゃできないことで、すごいプレーを見たい。サッカーは一点入るごとにわーわー言っています。
Q. 学生へのメッセージと就職活動のアドバイスをお願いします。
就職活動は、どんな会社に入るかよりも、自分が何を目的として仕事をしたいかを明確にすることのほうが大事だと思います。普段はあまり気にしないことかもしれませんが、すこし考えてみてください。そして縁あって東和システムに入社されたら。会社内では質問や意見を推奨しているので、仕事のことはもちろん、なんでも聞いて1日も早く学生から社会人になれるように頑張ってください。